「今年の入試の難易度はどうだったんだろう?」
「平均点はどのくらいになるんだろう…大丈夫かな…」
そのように不安になっている受験生も多いのではないでしょうか。
かくいう私自身も高校受験の時は「今年の平均点は…?自分は受かるのかな…」と感じていました。
不安になっている時はやはり難易度や平均点、ボーダーラインなどの情報を知りたくなるものですよね…
そこで今回は、そんな2024年度受験生のあなたに向けて、
・2024年(令和6年度) 大阪府公立高校入試の難易度、難しかった問題
・2024年(令和6年度) 大阪府公立高校入試の予想合格平均点
・2024年(令和6年度) 大阪府公立高校入試の予想ボーダーライン
の3点についてお伝えしていこうと思います!
大阪府公立高校入試2024の難易度は難しかった?
大阪府公立高校入試2024の難易度について調べてみると、
2023年と同程度の難易度である。
という評価がなされているそうです。
実際に開成教育グループの協力を得て執筆された「リセマム」内の記事によると、
・国語 B問題⇒難易度変化なし
C問題⇒難易度変化なし
出典:リセマム「【高校受験2024】大阪府公立高入試〈国語〉講評…昨年並みの難易度」
・数学 B問題⇒難易度変化なし
C問題⇒難易度変化なし
出典:リセマム「【高校受験2024】大阪府公立高入試〈数学〉講評…昨年度からの難易度変化なし」
・英語 B問題⇒やや難化
C問題⇒やや難化
出典:リセマム「【高校受験2024】大阪府公立高入試〈英語〉講評…やや難化」
・理科⇒難易度変化なし
出典:リセマム「【高校受験2024】大阪府公立高入試〈理科〉講評…昨年からの難易度変化なし」
・社会⇒やや易化
出典:リセマム「【高校受験2024】大阪府公立高入試〈社会〉講評…やや易化」
という評価がなされています。
国語、数学、英語のA問題についての記載はありませんでしたが、どの科目もなかなか解きごたえのある内容だったのではないでしょうか?
大阪府公立高校入試2024の難しかった問題は?
今回大阪府公立高校入試の中で難しかった問題は、
・英語のC問題:大問1と大問3~5
・国語のC問題:大問4と大問5
のようです。
・英語のC問題:大問1
例年出題されている語法の問題でした。しかしながら一門の中で組み合わされている語法が複雑だったため、点を取りずらかったようです。
・英語のC問題:大問3~5
例年出題されている長文読解の問題でした。しかしながら問題分の中に使われる語法に難しいものが多かったため、例年以上に基礎力・速読力が求められる問題になっていたようです。
・国語のC問題:大問4
例年出題されている論説文の問題でした。記述問題の記述量自体は昨年にくらべて減少したものの、より複雑な回答が求められたようです。
・国語のC問題:大問5
例年出題されている作文の問題でした。ただし、近年続いていた表やグラフの読み取り方従来の資料問題へと変更が加えられたようです。
大阪府公立高校入試2024の予想合格者平均点は?
大阪府公立高校入試2024年の予想合格者平均点は、50点~60点前後になるのではないでしょうか?
大阪府教育センターが発表している情報をもとに過去の合格者平均点を図にまとめてみると、
公立高等学校(一般入学者選抜全日制の課程) 合格者の教科別平均点 | ||||||||||||
年度 | 国語A | 国語B | 国語C | 数学A | 数学B | 数学C | 英語A | 英語B | 英語C | 理科 | 社会 | 5教科の平均点 |
令和5年度 | 55.0 | 66.7 | 64.3 | 48.9 | 55.2 | 51.2 | 36.2 | 53.2 | 67.3 | 61.0 | 53.2 | 55.7 |
令和4年度 | 61.6 | 59.2 | 66.3 | 58.2 | 57.5 | 66.1 | 41.9 | 55.2 | 69.0 | 58.7 | 54.0 | 58.9 |
令和3年度 | 63.5 | 64.2 | 68.2 | 56.4 | 60.2 | 63.4 | 43.4 | 48.8 | 54.2 | 59.9 | 51.9 | 57.6 |
令和2年度 | 60.0 | 61.1 | 59.6 | 61.4 | 49.5 | 41.3 | 44.3 | 53.4 | 52.7 | 53.9 | 58.1 | 54.1 |
平成31年度 | 50.4 | 55.1 | 47.3 | 64.2 | 54.6 | 58.0 | 41.2 | 46.3 | 51.7 | 48.6 | 50.5 | 51.6 |
※平均点は100点満点に換算した |
このように、志望校に合格するために必要な5教科の平均点は、
例年50~60点前後になっていることがわかります。
また、合格者の教科別平均点は
低い科目だと40点前後、
高い科目だと65点前後
となっていることもわかりますね。
問題の難易度はC問題が一番高いですが、それと同時に合格者平均も高くなっています。
やはりC問題を選択する方はみんな賢いということがうかがえる結果です…!
ボーダーラインはどのくらい?
大阪の公立入試では各学校ごとにボーダーとなる点数が設定されているため、一概に何点がボーダーラインだ、と言い切ることはできません。
なので今回は、円現塾さんのページをもとに、いくつかの学校の昨年のボーダーラインについて見ていこうと思います。
ぜひ参考にしてみてください。
1.北野高校(偏差値71)
選択問題…国語C、数学C、英語C
2023年度学力検査 525/630
2.池田高等学校(偏差値59)
選択問題…国語C、数学B、英語C
2023年度学力検査 450/630
3.東住吉高等学校(偏差値53.5)
選択問題…国語B、数学B、英語B
2023年度学力検査 450/630
4.渋谷高等学校(偏差値41)
選択問題…国語B、数学B、英語B
2023年度学力試験 240/540
出典:円源塾「大阪の公立高校の合格ラインと偏差値 2024年度入試版」
以上のような形となっています。
高校ごとに選んでいる問題が異なるため、必ずしも点数がすべての指標になると言い切ることはできませんが、ある程度の参考にはなるはずです。
また問題の難易度は昨年とあまり変わらないとの発表があるので、ある程度去年の基準を参考にしてもよいのではないかと思います。
「いま目指している高校に似た学校の点数はどんな感じになっているんだろう…?」
そのように比較する目線で見てみてみると、新たな発見があるかもしれません。
なお、2024年の公立高校の一般試験の合格発表は3月19日になっています。
まとめ
今回は、「大阪府公立高校入試2024の難易度は難しかった?平均点や合格ボーダーラインも!」について解説しました。
昨年と比較して難易度はそこまで変化していないため、入試の平均点やボーダーラインについてもそこまで変化がないと考えることができます。
学校ごとに必要な科目・点数が異なるため、今回の記事で入試情報の全てを解説することはできなかったですが、少しでも自分の目指している高校に必要な得点のイメージが浮かべば幸いです。
この記事を読んでいただきありがとうございました。