ウォーターマークでAI学習対策への効果とは?禁止や阻害をしても意味ない?

皆さんは、ウォーターマークをご存じですか?

最近、多くの企業が導入しているようですね。

AI学習対策としても注目されているウォーターマークですが、本当に意味があるのか気になりますよね。

また、意味があったとしても、どの程度効果があるのか疑問に思っている方も多いと思います。

そこで、今回は「ウォーターマークでAI学習対策への効果とは?禁止や阻害をしても意味ない?」と題して、ウォーターマークについて解説していこうと思います!

目次

ウォーターマークはAI学習対策への効果はある?阻害することができるのか?

先ほど紹介した通り、ウォーターマークはAI学習対策への効果があると言われています。

引用元;Yahoo!知恵袋

中には、この質問者のようにAI学習対策の効果があるのか疑問に思っている人もいます。

結論から言えば、ウォーターマークはAI学習対策にはあまり意味がありません。

理由は大きく2つです。

  1. 簡単に除去されてしまう
  2. ウォーターマークの大きさや彩度によっては効果がない

それでは、詳しく説明していきます。

1簡単に除去されてしまう

1つめは、ウォーターマークは簡単に除去されてしまうからです。

ネットで「ウォーターマーク 消し方」と調べると、ウォーターマークを削除できるサイトが多くあることがわかりました。

ウォーターマークを消したうえで、AIに学習させることができることを考えると、あまりウォーターマークに意味があるとは思えませんよね。

また、それらのサイトの中には、AIが使用されているものもあります。

AIの学習対策のウォーターマークがAIに削除されることを考えると、AI学習対策に効果があるとは思えませんよね。

2ウォーターマークの大きさや彩度によっては効果がない

2つめはウォーターマークの大きさや彩度によっては、効果がないということです。

ウォーターマークには、ロゴや文字の大きさや彩度によっては、AIの学習を阻害できません。

調べたところによると、ウォーターマークを画像いっぱいに、かつ彩度をほぼ100%にしないと、AI学習を阻害できないようです。

ウォーターマークには確かに、自分の作品だとすぐにわかってもらえる、という利点もあります。

しかし、自身が作成したイラストなどにウォーターマークがデカデカと書かれていては、作品の良さが損なわれてしまいますよね。

紹介してきたように、ウォーターマークはAI学習を阻害するような効果は薄いようです。

ウォーターマークの消去は違法?禁止しても意味がない?

では、ウォーターマークを消去するのは違法ではないのでしょうか?

結論を言うと、ウォーターマークを消去するのは違法ではありません!

中には、ウォーターマークに「AI学習禁止」と表記されているものもありますが、これにはあまり意味がありません。

ただし、ウォーターマークを付ける目的のひとつに”著作権の保護”というものがあります。

著作権を保護するために、動き出している会社もあります。

現在、生成AIについて問題になっている中で、今後新しい法律ができる可能性はありますので、今後の動向に注目ですね。

ウォーターマークって何?

ウォーターマークとは、画像に重ね合わせるロゴやテキストのことです。

引用元;Appliv

ウォーターマークとは、上の写真のように、写真に入っている薄い文字やロゴのことです。

また、ウォーターマークには、文字やロゴのように目に見えるものだけでなく、コンテンツのデータそのものに埋め込まれている場合もあります。

ウォーターマークを入れる目的は?

ウォーターマークを入れる目的は主に3つあります。

  1. 著作権の保護
  2. ブランドイメージをつける
  3. AI学習対策

順番に解説していきます。

1著作権の保護

画像などにウォーターマークを入れていると、それが誰のものなのか、すぐに見分けることができます。

そのため、ウォーターマークは、無断転載や盗用を防ぐことができます。

2ブランドイメージをつける

先ほど紹介したように、ロゴなどを入れることで、それが誰のものなのか見分けることができます。

企業はもちろん、個人活動をしている人の作品にウォーターマークを付けることで、認知してもらいやすくなります。

3AI学習対策

ウォーターマークで今、一番注目を集めている効果がAI学習対策ともいえるでしょう。

画像にロゴや文字が入っているため、AIの学習精度を下げることができます。

ただし、AIの学習対策については、本当に効果があるのか、疑問視されています。

そこで、次からは、ウォーターマークは本当にAI対策に有効なのか、を検証していこうと思います!

まとめ

いかがでしたか?

今回は「ウォーターマークでAI学習対策への効果とは?禁止や阻害をしても意味ない?」を検証してきました。

ウォーターマークには重要な目的もありますが、AI学習対策は見込めませんでした。

今後、AIはさらに進化していくので、対策は必要ですね。

創作活動などの際にウォーターマークを使用される際は、ぜひ参考にしてみてください!

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