2014年7月16日からスタートした『南くんが恋人』(テレビ朝日)
恋人の南くんが小さくなってしまう話で、毎週火曜の9時から絶賛放送中!
内田春菊さんの漫画「南くんの恋人」が原作であり、元々は「ちよみ」の方が小さくなる話になっています。
ドラマ版と大幅に異なる内容のせいか、原作版ラストを知りたいといった声が多く見られます。
そこで、今回の記事は、
『南くんの恋人の原作の結末・最終回は?ラストで死亡するのはなぜ?』
について、調べてみたいと思います。
ドラマ版の最終回を予想する上でも、参考になるのではないでしょうか。
【この記事でわかること】
- “南くんの恋人”結末・最終回【原作・1994年版・2004年版】
- “南くんの恋人”ラストで死亡する理由と小さくなった理由
- 最新ドラマ“南くんが恋人”を見た人の感想
“南くんの恋人”原作の結末・最終回を教えて?過去のドラマ版も!
“南くんの恋人”(原作)の結末
【南くんの恋人 原作の最終回】
- 南くんと恋人ちよみが温泉旅行に出かける
- 旅行の帰りに二人は転落事故に遭う
- 南くんは無事だったものの、ポケット中のちよみは他界
- 「ちよみは小さいから生きられなかった」という一文であっけなく終わる
参考資料:南くんの恋人 – Wikipedia
旅行の帰りに、車に轢かれそうになり、南くんは崖から落ちてしまいます。
普通の人間なら軽い怪我で済んだのに、小さいちよみはその衝撃に耐えられませんでした。
ちよみは、「おうちにかえりたい」という言葉を残したまま、そのまま帰らぬ人となっていまいます。
引用元:「南くんの恋人」(文春文庫)
原作自体、寓話的なお話のため、あっけない終わりになったと考えられます。
それにしても、衝撃的ですよね。
“南くんの恋人”(1994年ドラマ版)の結末
ドラマ版は、現在のドラマを除くと、全部で4作あります。
なかでも、当時話題になったのが、この高橋由美子・武田真治主演バージョン。
【南くんの恋人 1994年ドラマの最終回】
- 卒業後に、修学旅行で行った思い出の地、長崎へ向かう二人
- 楽しい時間を過ごしているなか、ちよみがめまいを起こす
- 危険を察知した南くんは、急いで岐路につき、共によく過ごした公園に向かう
- 南くんの腕のなかで、ちよみは息を引き取る
- 南くんは憧れの地アメリカ行き、バイクに乗りながらちよみを回想する
参考資料:ヤフー知恵袋のベストアンサーより
南くんとちよみが幼馴染など、若干の相違はあるものの、ラストは原作の流れを踏襲しているようです。
ただ、1994年のドラマ版は視聴率が良かったせいか、「ちよみがかわいそう」との投書が相次ぎます。
月曜の20時台の時間帯だったので、視聴者層が若いせいで、反響が大きかったのかもしれませんね。
“南くんの恋人”(2004年ドラマ版)の結末
次に話題になったのが、深田恭子・二宮和也主演のドラマ版。
こちらのバージョンは、原作と大きく異なり、ちよみは亡くなりません。
そのかわり、元にも戻れないまま、二人が人生を歩んでゆく、というもの。
【南くんの恋人 2004年ドラマの最終回】
- 願いが叶うと言われる“月下の泉”に向かった南くんとちよみ
- 到着した二人が思いを巡らすなか、祖父の「千次」危篤の連絡が入る
- 二人は自分たちの願いを変更し、祖父が助かるようお願いをする
- しかし、忘れ物を取りに戻った途上で、二人は転落事故に遭遇
- 夢の中でその事実を知った祖母は、自分の命と引き換えに、二人を助けるようお願いする
- 祖母は亡くなり、二人は無事に生還
- 三年後、マラソンする南くんのポケットには、小さいままのちよみがいる
参考資料:ヤフー知恵袋のベストアンサーより
命は助かりますが、元には戻れないようです。
視聴者をがっかりさせないよう、しかし原作の雰囲気も残そうと考えられた苦肉の策とも受け取れます。
“南くんの恋人”ラストで死亡するのはなぜ?小さくなった理由は?
“南くんの恋人”ラストでちよみが死ぬ理由
ではなぜ原作「南くんの恋人」は、ちよみが亡くなる設定にしたのでしょうか。
調査の結果、作者の内田春菊さんが故意に終わらせた可能性が高いです。
当時、内田さんは子供が産める気がしなくて、諦める気持ちで(ちよみの死を)描いたとおっしゃっています。
こうした状況が、原作ラストの背景にあると考えられます。
“南くんの恋人”ラストで歴代ちよみが死ぬ原因まとめ
【ちよみのラストまとめ】
- 原作:圧死(ポケットに入ったまま事故に遭遇)
- 1990年版ドラマ:死なない
(小さいのは家系が原因、最終回でちよみは行方不明→風船につかまり戻ってくる) - 1994年版ドラマ:めまいのあと死亡(原因不明)
のちに『もうひとつの完結編』放送(天国から来たちよみと再会し結ばれる) - 2004年版ドラマ:死なない(事故に遭うも、祖父の願いで生還)
- 2015年版ドラマ:キスでちよみが元に戻る(結婚式でハッピーエンド)
- 2024版ドラマ:死なない?(単なる筆者の予想)
補足として、1994年度版は、ドラマ完結後の翌年に、ハッピーエンドとなる「もうひとつの完結編」が放送。
ちよみは、再婚した父親の子供に生まれ変わるはずでしたが、南くんの願いを叶えるため、再び降臨。
めでたく結婚して、ハッピーエンドといったお話だったようです(原作にはない話です)。
あまりにも反響があったために、良い終わりにしたかったんでしょうね。
“南くんの恋人”でちよみが小さくなった理由
ちよみが小さくなった理由は、今のところ、一切明かされていません。
原作で、理由が明示される場面はなく、作者による説明もないようですね。
従って、なぜちよみが小さいのかは、不明です。
まあ、そこはフィクションなので、理由を詮索してもしょうがないかもしれませんね。
お話を作るための、アイデアや仕掛け、というのが適切ではないでしょうか。
“南くんが恋人”を見た人の感想・評判をご紹介!
それでは、新しいドラマ「南くんが恋人」はどういった反響があるのでしょうか。
見ていきましょう!
ドラマ 「南くんの恋人」が可愛らしかったので漫画を買って読んだら爽やかでもなくトラウマになりそうな結末で買うんでなかった😳 pic.twitter.com/r90a4xh6q7
— ミニミニ (@ghXO87fqwYVN3e0) August 21, 2024
「漫画を買って読んだら爽やかでもなくトラウマになりそうな結末で買うんでなかった」
ドラマを見て漫画を購入した人は、ショックを受けたようです。
#南くんが恋人
や、やっぱりの…アディショナルタイムってやつなの?
そんな気はしてたけど、ホントにそうって思いたくないよ。前回の南くんの恋人では小さいちよみが受け入れられた。初回のは一回いなくなったけどスペシャルで戻ってきた。神様、今回は南くんにどんな未来を用意してるの?ハピエン?— Shoko (@qvvb63WeLJF0c3I) August 20, 2024
「神様、今回は南くんにどんな未来を用意してるの?ハピエン?」
今回のドラマでは、ラストがどうなるのかと予想する人の声が多かったです。
何度もドラマ化されているからこその楽しみ方かもしれませんね。
30年前のドラマ見てた人は絶対見るべき!✨ そして、見たことない人も絶対ハマるから! #南くんが恋人
— やまぶき先生@ドラマたのしみー♬ (@yamabukisensei7) August 23, 2024
「30年前のドラマ見てた人は絶対見るべき!」
30年前にドラマを見た人でも楽しめる内容になっているとのこと。
ドラマの出来は良いのかもしれませんね。
気になる方はぜひ!
まとめ
今回は『南くんの恋人の原作の結末・最終回は?ラストで死亡するのはなぜ?』を特集しました。
原作では、ちよみがポケットに入ったまま、南くんが転落事故に遭い、死んでしまうラストとなっています。
あまりにあっけない終わり方には、当時の作者の心境が反映していると言えます。
とはいえ、ドラマ化で何度も生まれ変わったこの作品で、ちよみは何度も生まれ変わっています。
それだけでも、このキャラクターは救われているのではないでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!