X (Twitter)で絵師が鍵垢はなぜ?利用規約変更で画像や動画がAIトレーニングに使われる?

X(旧Twitter)で鍵垢にする絵師さんが増えているそうです。

鍵垢にすると、フォロワーにしか投稿が見られなくなります。

絵師さんとしては、大勢の人に作品を見てもらいたい筈なのですが…。

これはどうしてなのか、調査しました。

テーマは「X (Twitter)で絵師が鍵垢はなぜ?利用規約変更で画像や動画がAIトレーニングに使われる?」です。

こちらの記事で分かること

  • X (Twitter)で絵師が鍵垢はなぜ?原因となった利用規約の内容は?
  • X (Twitter)で画像や動画をAIにトレーニングさせない対処法は?

ぜひ、最後までご覧になってください。

目次

X (Twitter)で絵師が鍵垢はなぜ?原因となった利用規約の内容は?

Xで絵師が鍵垢にする理由

Xは11月15日にユーザーの投稿内容をAI学習に活用すると、利用規約に明記しました。

これによりXユーザー、特にイラストなどの作品を投稿している絵師さん達に衝撃が走ります。

自分の作品がAIに学習されると、どうなるのでしょうか。

投稿がAI学習に利用される影響

  • 投稿した画像や動画がAI学習に利用される可能性
  • 個人のツイートが自動的にAIトレーニングの対象となる
  • 自分の作品に似たイラストができてしまう可能性

AIに特定のイラストレーターのみ学習させると、そっくりなイラストができてしまう可能性も捨てきれません。

自分の類似作品が知らないところで利用されるのは嫌ですよね…。

このようなことを防ぐために、絵師さん達はご自身のアカウントに鍵をかけるようになったと思われます。

生成AIの創ったものに対する著作権は?

AIが描いたイラストについて、著作権はどうなっているのでしょうか。

AIの生成物に関する著作権の有無

  • AIが自動的に作ったものは、著作物に該当しない
  • 人が思想感情を表現するための道具としてAIを使用した場合、著作物に該当する

今のところは人が意図的にAIを使用した場合は、著作物になるようですね。

つまり故意に他の方のイラストをAIに学習させ、商業的に利用した場合には著作権違反に問われる可能性があります。

しかしよほど類似していなければ、著作権を問われない可能性もあります。

この辺りはまだ法整備が整っていない状態なので、これからどうなっていくかは未知数です。

XがツイートをAI学習に使う理由

Xの利用規約から、生成AIに関するものを抜粋しました。

お客様によって提供されたテキストやその他の情報を分析し、その他の方法で本サービスを提供、促進、改善する権利(生成型か他のタイプかを問わず、当社の機械学習や人工知能モデルへの使用やトレーニングなど)(中略)に同意するものとします。

引用元:Xサービス利用規約

自分の作品をAIに学習されるのに拒否感を覚えている方は、多いと思います。

にも関わらずXは何故、投稿された作品をAIに学習させようとしているのでしょうか。

XがツイートをAIに学習させる理由

  • コンテンツ管理の向上
  • ユーザーが関心を持ちそうなツイートを自動的に推薦できる
  • それぞれのユーザーに合わせた広告を表示

Xとしてはイラストよりも、ユーザーの趣味嗜好をAIに学習させるのが目的のようですね。

さまざまなツイートを学習させ、パフォーマンスを向上させたいのではないでしょうか。

ですがユーザーからは、あまりいい印象がないよう。

先ほどもご紹介したとおり、自分の作品が勝手に学習されるのを嫌う方が多いからです。

Xとしては集めたデータを、どのように使用するのかを明確にしていくかを求められていくと思います。

X (Twitter)で画像や動画をAIにトレーニングさせない対処法は?

今回Xが発表した利用企画では、投稿されたすべてのツイートがAIの学習対象となっています。

学習させるかどうか、選択の余地はないということですね。

ユーザー側としては、データの公開の仕方を考える必要があります。

Xに投稿したイラストや動画などの作品をAIにトレーニングさせない対処法として、以下の方法があります。

AIに学習されないようにするには?

  • 鍵垢にする
  • ウォーターマークをつける

鍵垢にする

多くの絵師さん達がやっているように、鍵垢にする方法があります。

投稿はフォロワーのみに表示されるようになり、不特定多数の方に見られることはありません。

Xを鍵垢にする方法

  1. 「設定とプライバシー」を選択
  2. 「プライバシーと安全」を選択
  3. 「オーディエンス、メディア、タグ付け」を選択
  4. 「ポストを非公開にする」の項目を有効にする

ただしネット上にイラストをアップロードしている以上、他のAIに学習される可能性はあります

ウォーターマークをつける

ウォーターマークとは、画像や動画に所有権や著作権情報などの情報を透かしとして埋め込む技術です。

ウォーターマークを入れたイラストが、AIに学習されるかどうかは未知数ですが…。

このようなマークを入れて、意思表示するのも大事だと思います。

まとめ

X (Twitter)で絵師が鍵垢はなぜ?利用規約変更で画像や動画がAIトレーニングに使われる?」についてご紹介しました。

絵師さん達が鍵垢にしているのは、AIに作品を学習させるのを防ぐためです。

ただしネット上にイラストがある以上は、他のAIに学習される可能性もあります。

それでも色々対策をすることで、意思表示をするのが大事だと思います!

最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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